悩みたければ悩めばいい。「悩む力」

本屋さんでベストセラー的な扱いで並んでいて、
前々から気になっていた本、「悩む力」を読んだ。

この本、
「受験に失敗した」 とか
「夫婦間がうまくいってない」
とかそういう、悩みを解決するための本ではない。

もっと広い部分、
「生きる」
っていうことについて書いた本だと思う。

悩む力 (集英社新書 444C)
姜尚中
集英社
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私とは何か?なぜ生きているのか?
誰もが、一度は考えることだろう。

このように考える意識のことを「自我」という。

この「自我」について、若い人には大いに悩んで欲しい、
そして悩んだ末に恐怖に打ち勝ち、横着になってもらいたい。

これが著者がこの本の中で言いたかったことなのかな。

昔は、宗教などがみんな共通のもので、
「生きる意味」とか「死ぬこと」とかは、
信仰がすべてを解決してくれた。
ある意味、楽?な時代だった。

でもいまは、そういうものがほぼない。

人は今、
広い野原に一人、置いてけぼりにされたような状況になっている。

そんな中どうすればいいのか、、、

悩めばいい。大いに悩む。
まじめに悩みぬけばそこになんらかの答えがある。。。

そして重要な点は、
「自我」というものは他者との関係のなかで初めて成立するものってこと。

もし、働く意味を考えるならそれは、
「他社からのアテンション(興味・関心)」を得ること。
そうすることで、自分が社会の中で生きていると実感できる。

そして、他者のことも素直に受け入れたほうがいい、
他者を承認することは自分が折れたことになるような気がして、
納得できないこともあるだろう、
でも他人を受け入れることは、

自分が相手を承認して、自分も相手に承認されること

である。
そういう中でどんどん自分っていうものができていくのだろう。

、、、とこの本を読んだ思ったことは、
それは、悩むことって重要なんだなってこと。

悩んでない人間は、
一見楽そうに見える。
気楽そうに見える。
でも、その分、薄い。
自我への恐怖におぼれたときにすぐに埋もれてしまう。

でもまじめに悩みぬいていれば違うと思う。
悩んだすえに、恐怖に打ち勝って生きているから。。。

そういえば、

人は人の中でしか育たない

とか

人は人の中でしか生きられない

なんて言葉があるけど、
まさにそのとおりだと思う。

他者からの関心・興味があってはじめて、
「生きる」
ってことについて実感するんだと思う。

そんなこんな、
時々、真面目に「悩んで」みようかなぁ、
ってちょっと思いました。

まっ、ハゲない程度にね。

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