話題の 『 FOREVER 21(フォーエバー21)』 にいってきました。
安いのは安いのですが、
男性ものはまだまだ品数も少なく、
今後に期待!?っといった感じです・・・。
それにしても、久々に原宿に行きましたが、
行列ができて、並んでいるお店があれば、
裏のほうで、閑古鳥が鳴いているお店もある。
コモディティ化がおきているファッション業界で、
生き残るのは大変だろうなと思います。
(コモディティ化とは、所定の製品カテゴリーの中において、
メーカーごとの差・違いがほとんどなくなることです。)
コモディティ化された市場で売れるためには、
当然、イノベーションが必要になります。
このイノベーションも最近の傾向だと、
・品質が良く、デザインがいい
・価格が安くて
っと、本来は相反する2つの条件を満たす
お店が売れているような気がします・・・。
その代表がユニクロですね。
安さにかけてはやはり、自社で企画、製造、販売を行うSPA方式が強い。
高価格、高品質で利益率の高い高級ブランドも
売れているところは売れているようですが、
以下、記事に書かれているように、
「 品質・デザイン + 安さ 」のイノベーションをおこしている、
企業と組むといったようなことも起こっているみたいです。
参考:相次ぐコラボ、一挙両得 ユニクロやH&M
ユニクロ:ジル・サンダー
H&M:ギャルソン、ウィリアムソン(元エミリオ・プッチ)
無印:ヨウジ ヤマモト
無印はあくまでもバックでの活躍。
H&Mは全面的にプッシュ、
ユニクロは、秋冬かららしいです。
これはちょっと気になりますね。
低価格ブランドとのコラボは、
ヘタをすれば自社のブランドエクイティ(ブランド資産)にキズを
つけることにもなりかねないわけですが、
低価格だけでなく、高品質でも売っているブランドであれば
少しは安心といったところなのかな。
なにより利益率が高いブランドにおいては、
興味を喚起して、そのブランドを少なくても買ってもらえれば良いわけですから、
とっかかりとしては、いいのかな。
アパレルの原価率はだいたい30%(想定)くらいなのかな。
そうすると、例えば、
高品質・低価格ブランドの2000円のポロシャツの儲けは、1400円
ちょっと高級ブランドの10000円のポロシャツの儲けは、7000円
そうすると、ユニクロのポロシャツを5枚売れば、
同じ利益となる。
そうなると、
10000円のポロシャツ1枚売るより、
2000円のポロシャツ5枚売ったほうが
この不景気のなかでは、簡単そうにみえますね。
(実際にはいろいろむずかしいのでしょうが・・・)
たまたま見つけたのですが、
ファッションの流行の流れはこうなっているらしいです。
(1)トップデザイナーがトレンドを考え、ファッションショーで、公開
(2)アパレル会社がそれを一般の人が着られるようにに普段着に変換
(3)雑誌などに掲載
(4)消費者が購入
よくファッションショーでみる、
どうみたって着られないだろって服はそのまま流れないで、
アパレル会社が普段着ることのできる服に変換してくれていたんですね。
これは結構納得できました。
参考:ファッション誌に見られる「逆」潮流
・・・と話は、とびましたが、
参考:ファッションのコモディティ化
こちらのブログでは、
コモディティ化による、
過度な価格競争による品質の低下について、危惧しています。
確かに、価格だけをみるアパレル企業もいるでしょうが、
個人的には、そんな会社はユーザーに
見抜かれるんじゃないかなーと思います。
高品質・低価格のブランドが台頭してくれば、
当然ユーザーの目もこえていくわけですから。
っと、まぁ、
そんなこんないろいろ考えつつ、
アパレル業界って大変だなぁ・・・
と思いながら、フォーエバー21で、シャツとTシャツを買ったのでした。
ちなみに、
Tシャツが1500円くらい
半そでのシャツが2000円くらいでした。