kubolog : クボログ

久保のブログ

坂の上の雲(二)を読み終えた。

1を読んで、だいぶ間が開いてしまったけど、
坂の上の雲の2巻を読み終えた。

多くの経営者がおすすめする本だけに、
やはり読むとやる気がでてくる。

竜馬がゆく(これもレビューをかかないといけない・・・)を読んだときもそうだったけど、
やはり歴史の偉人の生き方っとか、考え方とかっていうものは、
現代の甘えきった人間のモノとはぜんぜん違う。

そんな彼らの生き方を、読むことができるから、
やる気が出るんだろうなぁ・・・。

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋
売り上げランキング: 507

 

文中で、出てくる好古の結婚観。

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結婚をすれば家庭の雑事にわずらわされて研究もおろそかになり、物事を生み出す精神がぼやけてくる。
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この考え方はすごい。
これは、婚カツブームの今だからこそ、
考えるべきことなんじゃないのかなー。
特に男は。

あと、文中のここが非常に共感できた。

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戦略戦術を研究しようとすれば海軍大学校におけるわずか数ヶ月の課程で事足るものではない。
かならず古今海陸の戦史をあさり、その勝敗のよってきたるところを見きわめ、
さらには欧米所大家の名論卓説を味読してその要領をつかみ、もって自家独特の本領を養うを要す
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過去の書籍から学びつつも、それぞれを理解し、飲み込み、
新たな自分の、哲学をつくれと。

自分で立てた原理原則だけが応用のきくものであり、
他人に教えられたものではダメだ。っと。

そんなことを言っているフレーズなんだろう。
まさにそのとおりだと思う。

折衷主義でいろいろなことを学び、
要点を自分なりに租借し、理解し、有機的に結びつけ、
それを自分なりのフィロソフィーとする。
それが大事なことだと思う。

それにしても、
2巻は、秋山 真之の聡明さと、
死が迫りつつある、正岡 子規の様子が印象に残ったなぁ。。。

とりあえず読む本が、まだまだありすぎるので、
続きはのんびりと読みます。

年内で全巻読破します。