「告白」を読んで、面白くて止まらなくなった、
湊かなえの新作。
「Nのために」を読んだ。
期待通り、おもろい。
「告白」以上ではないけど・・・。
読み始めると、まず序盤で読者は、
なにも知識の無いまっさらな状態で、
それぞれのNの主人公達から事件の概要を知る。
そしてそれが一通り終わると、
それぞれのNの主人公たちの
背景、人間関係が明らかになる。
そして後半、その主人公達の関係性、
背景が明確になった状態で、
事件の本当の真実が伝えられる・・・。
その段階がまたおもろい。
あぁ、こういうことかと。
なにかこう、
人の中にある暗い部分。闇の部分。
あの人が嫌い、好き。
それらが有機的に結びついて、
一つのモノゴトへと変化する。
そんな工程を、逆引きで読んでいく。
そんな感じ。
ほかの作品もほしいけど、
文庫以外の小説を買うのは、
場所的に抵抗があるんだよなぁ・・・。
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人間の存在意義は、無の状態から何かを創り出すことにあるはずなのに、
自分の場合は望んでもいないものに埋め尽くされ、
周りはそれを恵まれているという。
しかし、それこそが一番の不幸というものではないか。
自分の力で何かを造り出したいと願ったことのない人間に、
文字が書けると思うか。夏の暑さを、冬の寒さを知らない人間に
四季の描画ができると思うか。
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