相手の求めているものは何なのか?『街場のメディア論:内田 樹』を読んだ。


『ひとりの人間が返礼義務を感じたことによって、
受け取ったものが価値あるものとして事後的に立ち上がる。
僕たちの住む世界はそのように構造化されています。』


なんとなくamazonで見つけて、
買ってみた本。「街場のメディア論」を読んだ。

神戸女学院大学の教授である著者の
「メディアと知」という講義をまとめた本。

街場のメディア論 (光文社新書)
内田 樹
光文社 (2010-08-17)
売り上げランキング: 42


タイトルは、メディア論となっていて、
内容についても、なぜ現代のメディア(テレビや新聞など)が
衰退しつつあるのか?
についてかかれているが、
個人的には、その中で書かれていたコミュニケーション論の部分が
印象に残った。


何事も一人では成立しない、
贈り物も受け取り手がいて、そしてその受け取り手が
価値のあるものだと思われてはじめて、価値のある贈り物になる。

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『人間の存在意識は「他社からの懇願」によって効果的に開花するものであり、
自己利益を追求するとうまく発動しないということです。平たく言えば、「世の
ため、人のため」に仕事をするとおどんどん才能が開花し、「自分のため」に仕
事をしていると、あまりぱっとしたことは起こらない。』
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上記のように書かれているように、
価値をみいだしてくれる他人の力が必要になってくる。
「ありがとう」といってくれる人が必要になる。

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『コミュニケーションとは「価値あるもの」を創出するための営みです。』
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価値を見出す、他人がいることによって成立する。

結局、人間の、
人に認められたい、認知されたい、必要とされたい。
といった思いが原動力になる。

ってことは、逆に考えれば、
人を動かしたいって思ったときは、

その人をいかに認めてあげられるか?
その人が必要なことをいかに伝えられるか?

ってことを考えて、注意するといいのかも。
ってふと思った。

これは、
仕事でも使えるかも知れないし、
子育てにも使えるかもしれない。

人は毎日さまざまな人とコミュニケーションをとって生きている。
でも実際に、そのコミュニケーションっていうのは、
すごい直感的で、感性的に動いていると思う。
毎日、論理的に考えてコミュニケーションをとっていますなんて
人はきっと少ないと思う。

だからこそ時々、
人が何を求めているか?
っていうのを、
すこし頭で考えて、行動してもいいんだろうなぁ、
と読んでいて思った。
(頭のいい人は常に考えてるんだろうけど・・・。)

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