黒い家を読んだ。

黒い家を読んだ。
これは怖い・・・。

保険会社に勤める主人公はあるとき、
保険金詐欺と思われる事件の担当となり、
深くかかわっていく。

そしてその事件には、
利己的で、良心や思いやりがなく、何に対しても罪悪感も後悔もない
サイコパスと呼ばれる、性格異常な人間がかかわっていた...。

黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
角川書店
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主人公の保険会社での業務の描写が非常に面白い。
日常の業務でのクレーム対応や保険金詐欺の事例などなど。
保険業界についてちょっと調べていた自分にとっては、
面白い内容だった。

保険は、相互扶助でなりたっている。
相互扶助とは、社会・組織の構成員同士が互いに助け合うこと。
つまり、みんなでお金をだして、
困っているひとにそれを与えましょう。
そして自分が困ったときは与えられましょう。
といった感じかな。

保険金詐欺は、この相互扶助の秩序を
乱す好意であり、同じグループにいるのであれば、
許すことはできない行為であると思う。

小説の内容は、もちろんおもしろいんだけど、
それとは別にこの保険金詐欺についていろいろ
学べる点も良かった。
手口や、事例などなど。
よく考えるよなぁと思う。

小さな保険会社のさまざまな事例をいれつつ、
すすむストーリーは後半になり、
恐怖の描画へと変わっていく。
後半は読んでいて怖かった・・・。

もし、心にブレーキなければ、
人間は、鬼のように変貌することもできる...。
そんなことを思った作品。

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