「国民の遺書」を読んで思ったこと

散るべきときに散ってこそ
男と生まれし甲斐はありけり

特攻隊や、戦犯裁判などで、
戦死をされた方々が最後に家族に宛てた手紙を
まとめた本。
「国民の遺書」を読んだ。

国民の遺書  「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選
小林よしのり 責任編集
産経新聞出版
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みんな、自分と同じくらい、
いや、自分よりもむしろ若い世代。
彼ら、彼女らにも、
これから先の夢や希望があったであろう。

それでも国のために戦うことを選んだ。
彼ら彼女らには、ひとりひとりが、
誇りを持ち戦っていたのだろう。

その彼ら彼女らが書いた遺書の一つ一つに、
彼らに志を感じる。

読んでいて、
なんともいえない気持ちになった。

国の検閲が入っているからもちろんすべてが、
本心ではないだろう。
でもその裏側は読んでいて読み取れるような気がする。

平和という甘い汁をすすりながら生きている自分。
そもそも戦争の意味、靖国の存在する意味、そんなことすらも
知らずに生きている。

過去があり、現在がある。
過去の重みを理解してこそ、
現在を任された自分たちの使命が見えてくるのではないか
と思う。

人として現代を生きる意味。
彼らが最後に残したメッセージを読むと、
それを考えずにはいられなかった。

全日本国民が読むべき、知るべき本だと思う。

抜粋する部分を書くのに読み返していたら、
なんだかまた涙が出てきた・・・。

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私はあらゆる逆境を勇敢に受容れて闘って来ました。
私にはどんな逆境も楽しかった位です。生甲斐ある人生とはこの事です。
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しかし私は幸福です。心から喜んで死んでゆけます。
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私の死はせめてもの恩返しと思って下さい。
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「弱気を助ける人となれ」これが父の言葉だ。
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而も今日の不幸は真の不幸ではない。
何十年後に之を見れば皇国の為に今一命を捨つるが幸福か或は又今十年生き長らへて
空しく畳の上で死するのが幸福かと考へれば云はずとも知れた事である。
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人間は死するまで精進しつづけるべきだ。
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「現在の一点に最善をつくせ」
「只今ばかり、我が生命は存するなり」
とは私の好きな格言です。
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生れ出でてより死ぬ迄、我等は己の一秒一秒によって創られる人生の彫刻を、
悲喜善悪のしゅらざうをきざみつつあるのです。
私は、一刻が恐しかった。一秒が重荷だった。
もう一歩も人生を進むには恐ろしく、ぶつ倒れそうに感じたこともあった。
しかしながら私の二十三年間の人生は、それが善であろうと、
悪であろうと、悲しみであろうと、喜びであろうとも、刻み刻まれて来たのです。
私は、私の全精魂をうつて、最後の入魂に努力しなければならない。
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