2011年2月アーカイブ

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言うまでもなく、この世に永久運動というようなものは存在しない。
しかし手入れを怠らず、想像力と勤勉さという昔ながらの燃料さえ切らさなければ、
この歴史的な内燃期間は忠実にそのサイクルを維持し、
我々の車両は前方に向かって滑らかに――
あくまでいけるところまでということだが――進行し続けるのはあるまいか。
僕はそのような物語の「善きサイクル」の昨日を信じて、
小説を書き続ける。

村上春樹のコラムやライナーノーツ、インタビューなど
著者自身がセレクトした今では読めないお話が掲載されている本、
「村上春樹雑文集」を読んだ。

村上春樹 雑文集
村上春樹 雑文集
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村上 春樹
新潮社
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やはりこの人の文章は非常に面白い。

2作目の「牡蠣フライの話」を読むだけでも、
この本を買う価値があるかもしれない。
(個人的にこの話が好きだった)

インターネットマーケティングの
カンファレンスにおいて、アメリカでは、
「SEO」「PPC」とならび、「ソーシャルメディア」がすでに
第3のマーケティング手法に位置づけられているのだ。

映画も公開され、日本でも徐々に
ブレイクしつつある?SNS、「Facebook」。

まだまだ会員がmixiやGreeと比べると少ない分、
ビジナスに活用するには早いかもしれないけれど、
このまま行けば、日本のビジネスにおいても
重要なウエイトを占めるようになるかも??・・・しれない。

Facebookをビジネスに使う本
熊坂 仁美
ダイヤモンド社
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「Facebookをビジネスに使う本」
はそのような考えを持った人が一番最初に手にする本かもしれない。

わたしたちに、ほんとうに必要なものは、
「いま、この瞬間」を、心から受け入れることです。

”さとり”とは何だろう?
本書のなかの言葉を引用すれば、

さとりとは、苦しみの終わりである

となる。

さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる
エックハルト・トール Eckhart Tolle あさり みちこ 飯田 史彦
徳間書店
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「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」は、
300ページ近い分厚い本だ。

でも結局言いたいことはシンプルなことななんじゃないかと思う。
それは、、、

今の時代は頑張れば報われるとはいいがたいものです。
それよりも、自分にとって「好き」「楽しい」「ラク」を貫くほうが
なにごともうまくいくんじゃないですか、
とちきりんは考えています。

おちゃらけ社会派ブロガーとして、有名なちきりんさんの
ブログの内容をいくつかピックアップし、
書籍化した本、「ゆるく考えよう」を読んだ。

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法
ちきりん
イースト・プレス
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本書で書かれていることは、
一般的な人たちが考えていることとは、
180度くらい? 違うことが書かれているなと感じた。

だれでも仕事をしているひとは、
『自分の仕事がどんなふうにして人のために立っているのか、
そしてそれをみとめてもらえているのか』を、
一番気にしているんだ。

大ヒットした「もしドラ」を感じさせる表紙で、すこし気になっていた
「女子高生ちえの社長日記」を読んだ。

女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?
甲斐莊 正晃
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ざっくりあらすじ

主人公は、とあるスピーカーメーカーの社長の娘。

社長であった父親の突然の死により、
後をつがなくてはいけなくなった・・・。

「アップルはただの会社ではない・・・
アップルとは、一つの姿勢であり、プロセスであり、
視点であり、考え方である」

自分はいままでずっと、Windowsを使ってきた。

が、今では、自身もiPodを愛用し、iPhoneも愛用している。
ノートPCも今後買うなら、Macするかもしれない・・・。

スティーブ・ジョブズの王国 ― アップルはいかにして世界を変えたか?
マイケル・モーリッツ
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いままで、Win一筋できた、
自分のような人間でさえ魅了するMacno魅力とはなんなのか?

「スティーブジョブスの王国」には、
Macを作り出した際の苦悩や試練が描かれている。

英語は日本語には訳せない、日本語に訳すからわからなくなる

英語を勉強していて悩んでいて、
上記のフレーズが目に入り、手に取った。


英語を教える立場にあるひと(教師など)が読む本でもあるので、
内容はやさしくはない。

日々の暮らしの中で、「昔」はだんだん遠くなっていく。
でも、どうしてもとおざかってくれない「昔」もある。

道尾秀介の初の短編集である、
鬼の跫音を読んだ。

鬼の跫音
鬼の跫音
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道尾 秀介
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物語を予想もできない展開に一気にひっくり返す。

そんな、大どんでん返しが特徴の作者だけに、
短編だと伝えきれないことが多いような気がして、
微妙なんじゃないかと思っていた。

けれど、読んでみると、、
全くそうではなかった。

不利なときほど積極的に前にでなくてはならない。
恐怖心を克服してせめなくてはならないんです。
クリーンヒットを貰ったボクサーが、怯んで後ろに下がったら、
コーナーに追い込められて連打を浴びるのがオチでしょう

ダークゾーンは、
今年、読んだ本(と言ってもまだ2ヶ月だけど…。)の中で
一番面白かった。


ダークゾーン
ダークゾーン
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貴志祐介
祥伝社
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亡くなったひとに居場所を与えるというのは、
のこされたひとが悲しみをこらえるための
知恵なのかもしれない。

人が生きている限り、後悔というものは、
一生付きまとっていくものだと思う。

その後悔は、きっと心の中で、

「○○しなかったら」
「○○していれば」

といった、いわゆる『たら・れば』の考えに変わる。

その後悔が、
たとえば人の死に関するものであったら?

それが描かれているのが、
「きみ去りしのち」だ。

きみ去りしのち
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重松 清
文藝春秋
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