毒舌執事とお嬢様のミステリー? 「謎解きはディナーのあとで:東川 篤哉」を読んだ
『お幸せに』という祝福の中にはすでに
『不幸にして破綻した結婚生活』が想像されているって
ことじゃありませんか。そうかんがえてみると
『お幸せに』なんて、実に不吉な言葉です
Amazonで、ランキングの上位に入っていたので、
面白そうだと思い読んでみた。
東川 篤哉の「謎解きはディナーのあとで」。
基本的に、ストーリーは、
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隠れお嬢様警察官の主人公のもとに事件が発生
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御曹司警察官のとぼけた推理
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家に帰り、執事が主人公をさりげなく罵倒
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執事が推理で解決
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といった流れで進む。
微妙に異なる物語もあるけど、大体こんな感じ。
主人公とボンボン警察官のとぼけた推理。
執事のさりげない発言。
これらにそれぞれユーモアがあり、面白い。
読んでいて何かを感じられる小説では
ないけれど、ただの読み物としては面白かった。
サクっとよめるから、
ちょっとした暇つぶしに読むと楽しめる本。