2011年3月アーカイブ

1

人間はみんな、ただこの世に生まれただけじゃ駄目なんだ。
存在できただけじゃ駄目なんだ。人生のどっかで、生きるために生まれ直さなきゃいけない。

白蟻駆除会社でアルバイトをする青年は、
ある家で、ある女性と出会う。
そして二人はあるきっかけにより
関係を深めていくことになる。

そしてその女性に、
主人公が過去に経験した愛するもの死と
関係する過去があることを知る・・・。

球体の蛇
球体の蛇
posted with amazlet at 11.05.25
道尾 秀介
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 165096



失敗を防ぐ基本は「おごるな、隠すな、我が身を正せ」の三つです。

自身の買い物メモやアイデアメモなどの管理で、
大活躍している、EVERNOTE。

なにかビジネスにおいても、
応用できないかと思い、本書を読んでみた。

さまざまな人の事例が掲載されているが、
みんな、EVERNOTEだけを使っているわけではないのが、
特徴的だったかも。

ビジネスEVERNOTE (日経BPパソコンベストムック)
日経BP社編
日経BP社 (2010-11-25)
売り上げランキング: 5214



お金は、私たちが価値があると信じることによってのみ存在できます。

もしドラ系の表紙の本書。

バフェットからお金持ちになる方法を
学びたいと思って読んだら、期待はずれに終わるかも・・・。

金欠の高校生がバフェットから「お金持ちになる方法」を学んだら
菅野 隆宏
PHP研究所
売り上げランキング: 279372



過去の金融の流れを、ざっくりと学びたい。
そう思っているのなら、本書はいいかもしれない。

人的リコメンデーションは、機械的リコメンデーションに対して
最大5倍もの購買成果が上がっているといいます。

Twitter、facebook、mixi・・・と
ソーシャルメディアの普及は、
いまさら語る必要はない。


そして、そのソーシャルメディアが台頭してきた、
現代において、ネットサービスにかかわる人間は、
どのように考え、行動すればいいのか。

成功者とは失敗を体験して、それでいて楽観的に前進していく人だと思う

誰にでも、半人前だった時代がある。
自身の失敗に悩み、もがき苦しんだ時代。
今、一流と呼ばれている人たちにも
もちろんそれはある。

本書は、さまざまな業界で、一流とされている人たちの
修行時代の話や、今、修行時代にある人々へ送るメッセージなどが
まとめられた本。

一流たちの修業時代 (光文社新書)
野地 秩嘉
光文社 (2010-07-16)
売り上げランキング: 52537

意味を求めるのも人間だけかもしれない

久々に伊坂作品を読んだ。

図書館だと予約多すぎて借りられない・・・。

フィッシュストーリー
フィッシュストーリー
posted with amazlet at 11.03.25
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 24626


フィッシュストーリーは短編集。
とくに印象に残ったストーリーは「フィッシュストーリー」

たぶん、この世界には隠れているもの、見えないものがいっぱいあるんだろう。
虹のように、ほんのちょっとしたことで姿を現してくれるものもあれば、
長くてつらい道のりの果てに、やっと出会えるものもあるに違いない。

小学生の仲良し3人組は、
ある目的のために近所の老人と知り合いになる。
その目的は人の死について知るための観察であった。

最初はただ老人を、観察していただけの主人公たち。

だが、老人との交流を深める中で、
しだいに、さまざまなことを学ぶことになる。

 
夏の庭―The Friends (新潮文庫)
湯本 香樹実
新潮社
売り上げランキング: 2966

そして最後に、
主人公たちが老人から学ぶことは・・・。

自分の今やっている作業なり選択が、その最終的なカタチとしてどのような結果を
生み出すのかを、いつも考え、意識しておかなければならないということです。
その想像力において、責任を持って行動するということです。

ワイルド・ソウルの感想を語るなら、

「とにかく、面白い。」

この一言につきる、かもしれない。

ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)
垣根 涼介
幻冬舎
売り上げランキング: 49369


昔、日本の政策により、
アマゾンへ移民することになった、日系アマゾン移民たちがいた。

なんとなく、タイトルに
ひかれ読んでみた本、「残酷人生論:池田晶子」。

冒頭で、こう語られている。


甘くみるな
この書は懊悩の書ではない
しかしまた、慰撫の書でもない
何の書かと言うと、たんなる思考の書である


そして、著者は、こう語りかける。

考えることは、悩むことではない

わからないことは、悩まず、
わからないことは、考えれるべきだと。
そしてその考える行為が人を強くすると。

残酷人生論
残酷人生論
posted with amazlet at 11.03.25
池田 晶子
毎日新聞社
売り上げランキング: 209968

できる人間ほど会社を自ら辞めていこうとする。
そして出来ない人間ほどクビを怖がり、組織にしがみつこうとする。

リストラ請負人シリーズの第2弾でもある、
「借金取りの王子」を読んだ。

借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)
垣根 涼介
新潮社
売り上げランキング: 126359


実際には存在しない?リストラ請負会社。

その会社でリストラされることとなる人間の行動を通して、
自分自身の行動もなんとなく見直すことができる。
この小説はそのような本だと思う。




1



About
Contact

過去の記事