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久保のブログ

物事をあきらめる方法を選ばなければ成功が見える 『松下幸之助「最後の言葉」』を読んだ

「松下政経塾」で学ばれていた著者は、
松氏幸之助と直接面談した最後の世代だそうだ。

その著者が政経塾や自信の経験を
通して学んだことを書いたのが本書である。

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最後の言葉

著者が松下さんから聞いた最後の言葉はこの言葉だったそうだ。

あきらめたらあかん

シンプルながら突き刺さる物がある。
何事も諦めたら終わり。
安西先生も「あきらめたらそこで試合終了だよ」
いっていたように・・・。

成功をするヒトの特徴

たいがいの失敗は、成功するはずなのに途中で
投げ出してしまうことに原因があるのだ

成功するまで、ただがむしゃらに駆け抜ければ、かならず成功する。
成功する可能性は低いものでも、
成功すると信じ、失敗を恐れず進んでいけば、
光は目の前に必ず射してくる。

あきらめることが、成功を妨げる原因。
そこになかなか気づけない。

努力だけがすべてではない

ただ、面白いのは、
努力だけがすべてではないと語っていること

 
運は人に力を与える。

運も成功における重要なファクターだと語られている。

努力や素直さだけでなんとかなるものじゃない。
それを頭の片隅にいれておくことも重要かもしれない。

素直な心

白いものはどこまでも白い。
赤いものはどこまでも赤い。
自分の感情で白いものを黒いようにみてはいかん

幸之助さんは、自分自身を素直・謙虚な心の2段だといっていたそうだ。
1段といわないところがすばらしい。
幸之助さんの謙虚さが伺える。

気になったフレーズ

上記以外でも以下のフレーズは、気になった。

伊庭さんの言葉
「人間は生きたあかしとして、何を残せるのか?
三流の人間は”金”を、二流の人間は”事業”を、一流の人間は”人”を残す。」

口は一つしかないのに、なぜ耳は2つあるのか。
それは、しゃべること以上に相手の話をじっくりと聞く
姿勢が大事なのだ

耐えるのではなく大忍

最後に

本書ではこういった
幸之助さんの言葉+αの素晴らしい格言を 読むことができる。

幸之助さんを知らない人も知っている人も読んでいて
グっとくるものがある本だと思う。

幸之助さんはあるとき、
眠れない晩についてこう語ったという。

日本の将来を考えると、眠れない晩がある

こんな風に考えられるだろうか・・・。

青春とは心の若さである。
信念と希望にあふれ、勇気にみちて、
日に新たな活動を続けるかぎり、
青春は永遠にその人のものである。