就活の面接などに挑む新卒の姿を通し「働く」とは何かを模索する 「シューカツ!:石田衣良」を読んだ

シューカツで試されるのは、
学力でも知識や経験だけでもなかった。
性格やルックスまでふくんだ、
その人間がもつすべての力が試されるのだ。

世の中には経験しておけばよかったと後々になって
後悔するものがいくつかある。

個人的には就活もその一つ。

新卒というゴールデンチケットを思っているときになぜそれを
活用しようと考えなかったのか。
不思議で仕方がない。
「シューカツ!」は、大ヒットとなったIWGPの作者が描く、
とある大学生の就職活動の物語。

ざっくりあらすじ

主人公、千尋を含む、仲良し同級生グループは、就活のシーズンを迎え、
共同して就活を行うチームを作る。
TV関係やマスコミ関係を希望する主人公は、
インターンやOB訪問、そして面接・テストなどの就職活動を通し、
働くコトの意味や、仕事の意味など、
さまざまなことを感じ、学んでいく・・・。
最後の終わり方も非常に興味深い。

シューカツ!
シューカツ!
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石田 衣良
文藝春秋
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感想

毎年、自分が働いているビルでも就職活動をしている、
スーツがういういしい新卒のフレッシュな方々を目撃する。
彼らは正社員という安定を求めて活動をしているのか・・。
それとも、働くという刺激を求めて活動をしているのか・・。
それともただなんとなくやっているのか。



シューカツでも仕事でも勝手にいききしてるほうが勝ちなんだ

自分は、就活をほとんどしてこなかったので、
就活という人生の新たなスタートを決める大事な試合が
ここまで緊迫していることを知らなかった。
読んでいて非常に緊張間が伝わってくる。

きっとね、社会にでて働くってことは、ずっとこういうひろひりした感じが続くんだ。
あちこちにぶつかったり、失敗したりしながら。
シューカツって生きることと変わらないんだよ。

彼らも大変な心境で就活をしていると思うと、
なんだかかわいそうになってくる。
でもそれは、人生の試練。

働くことの意味を理解している人は、
実際に働いている人でも少ない。
(もちろん自分もいまだによくわかっていない)

たとえ、
意味がわからなくても働かなくちゃいけない。
だから、就職しなくちゃいけない。

人生を充実させるのは自分であり、意味を作るのも自分だから。

本書の中の主人公 千尋の就活を通して、
就活をする学生の苦しさや悩み、葛藤などがすこしわかった気がする。

ストーリーも非常に面白く、ためになると思う。
就職活動前の人は、”面達”を読む前に読むといいと思うし、
もちろん、すでに働いている人が読んでも楽しめると思う。


器用さよりも、その人の人間性が最後には鍵をにぎってると思う。
なんだかいい感じだなとか、素直でのびのびしてるなとか、
その人のもってる空気感が大切だ

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