漫画本で書かれた事例でやさしく学ぶ行動経済学の入門書 「マンガ行動経済学入門:友野典男」読んだ

私たちは、選択肢が増えれば増えるほど
自由を手にしているようで、逆に判断が難しくなっているのです。

やっぱり行動経済学は面白い。

人間ってやっぱり感情があるし、
それ抜きでは人を語れない。

行動経済学はその感情をふまえた上での、
学問だからおもしろい。

これをしっかりと知っていれば、
仕事や、プライベートなどで、
人の行動の先が読めるのはもちろん、
自分自身が変なバイアスによって動かされていないか
といった行動の見直しができると思う。

マンガ 行動経済学入門
マンガ 行動経済学入門
posted with amazlet at 11.07.15
友野 典男 明治大学友野(行動経済学)ゼミナール生
PHP研究所
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本書はその行動経済学を
マンガ+説明で優しく学ぶことができる入門書としてお勧めの一冊。
以下に印象に残った内容をメモ。

 

行動経済学とは


簡単にいうと経済学に心理学の視点も取り入れながら
人の経済行動を研究する学問なんです

人のはそれぞれ感情があって、
みんながみんな合理的に動くわけではない。

それを踏まえた上での
行動を理解するって感じなんだろうなぁ。

遠い価値は小さくなる


人のこころには、小さい満足は大きく
逆に遠い満足は、本当は大きくても小さく見えちゃうんだよ

よく言われる、
今1000円上げるのと、1年後に1万円あげるの、
どっちがいいってお話。
たいていの人は今の1000円を選ぶ。

本書では書かれていなかったけど、
「双極割引」といわれている。

異時点間の選択


ほとんどの経済的な意思決定は、
決定する時点と損失や利益を得る時点が
時間的に離れている「異時点間の選択」であるといってよいでしょう。

何かのアクションを起こした、
利益がすぐにでるとはかぎらない。

それが、人の意識を変え、行動を変える。
だから行動経済学が面白くなる。

極端回避性とは

選択を迫られた際、
極端なものを避け、「真ん中のまあまあ」な選択肢を選ぶ

松・竹・梅あればたいていの人は、
竹を選ぶ。それが極端回避性。

下の損失回避性に繋がる話だけど、 人は損をしたくない。
だから一番下を選びづらい。
といいつつもグレードの高い松を選んで
期待以上の効果を得られなければそれは損になる。
だから、竹を選んでしまう。

アンカリングとは

私たちの判断は事前に与えられた情報によって
変化することがあります。

バーゲンで10000円の服が1000円に、
なると飛びつきそうになる。
じゃあ、まったく同じものが
普通に1000円で売られていたら飛びつくかというとそうではない。

10000円というアンカリングがあったからこそ
1000円が安く感じられたということ。

多数派ヒューリスティクとは

実は流行やクチコミ、ランキングといった
多数派の様々な意見がヒューリスティクとして
作用した結果なのです。

多数派の意見が正しいと思ってしまう心理を
多数派ヒューリスティクという。

モノが多すぎる時代だからこそ、
その選択肢を他人にゆだね、多数派のものこそただしいと思ってしまう。
他人が選んだものなら失敗はない、
これまた損失回避性が働いているのかも。

損失回避性とは

同じ大きさの損得であっても、実際には損失の方が
利益よりもだいぶ大きく感じられるのです。
その差は2倍から2.5倍であることが分かっています。

人間はとにかく損をするのが嫌い。
損をするくらいなら、
得することを拒否してもいいとおもっちゃうくらい。
この心理はいろんなところで働いているんだと思う。

フレーミング効果とは

判断や選択を決定づける心理的なフレームの表現が違うことによって
別の判断や選択が導かれること

例えば、下の選択肢

(1) 100人中99人が生き残ります。
(2) 1人が死にます。

基本的に同じことをいっているのだけど、
2の方がネガティブに感じる。

これが、フレームが違うということ。
1は”生きる”というフレームをあてはめた。
2は”死ぬ”というフレームをあてはめた
このフレームの選び方でとらわれ方がだいぶ変わってくる。

これは広告などのキャッチコピーとかで
よく応用されているよう思える。

時間解釈理論とは

人は時間的に離れた物語に関しては、抽象的、本質的な観点から解釈し、
時間的に近い物事に関しては、具体的、表面的なかんてんから解釈してしまうのです。

この本のなかでいちばん腑におちたこと。

海外旅行の準備をしているときは
たのしい。
でもちかくなるとだんだんめんどくさくなっていきたくなくなる。
それは現実的な問題がいろいろみえtれくるから。
マリッジブルーとかもこれの影響かもね。

ピークエンド効果とは

人が何かの経験を記憶する時、
その経験のピーク時、または、
終了時の印象がその経験全体の印象となるということです。

何か体験って辛い部分のほうが記憶に残っているときがある。
それは、その辛いことがその体験のピークだったから。

ピーク時の辛い印象だけがあとにのこり、
その他の印象はわすれ、あたかも、
そのピーク時の辛い印象だけが
全体の印象であったかのような錯覚を起こさせる。
それがピークエンド効果。
ただ、もちろんそれは反対に楽しかったことにもいえる。

最後に

この本自体はまだまだ初歩的な行動経済学の理論を書いているに過ぎないのだと思う。
行動経済学はいつかしっかりと学んで、仕事とか自身の行動とかに活かしていきたいなぁと思う。

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